転職、いつすればいいの?何からすればいいの?

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この記事を読むと・・・
  • 転職を始める時に、何から手を付けたらいいかわかる
  • 転職活動が動き出した後、転職までの流れがわかる
  • 転職を考えていない人も転職という手段を持つことができる
注意

個人の意見、実体験をもとに記事を書いています。情報の正確性より体験に基づいた情報を発信したいと考えていますので、正確な情報を求めている方はさらにご自身で調べることをおススメします。

転職を考え始めるタイミングはいつ?

自分含め、周りの人に転職を考えたきっかけを聞いてみました。

転職を考えたきっかけは?
  • 給料が低い
  • やりたい仕事ができない
  • スキルアップが期待できない
  • 負荷が高い(忙しい、残業が多いなど)
  • 上司との相性が悪い

年齢層30代前後の人に聞いたので、「やりたい仕事できないし給料も低いから転職しようかなー」という人が多かったです。
IT業界は転職が多い業界と言われますが、こんな感じで割と気軽に転職する人が多いです。3~4回転職している人も普通にいますし、私の周りで一番多かったのは30代半ばで6回転職、という人でした。

では新卒1社目から転職を考えるタイミングはいつが良いのでしょうか?
大体は3~4年経つと「こんなことがやりたい」「新しい環境でチャレンジしたい」という前向きな気持ちや、「給料が低いから上げたい」といった給与面での不満から、転職を検討しだす人が多いかなと思います。実際私もそうでした。
もちろん「ITの仕事が合わない」「苦痛」と感じるのであれば20代であれば別業界への転職もできます。そんな時は頑張りすぎて疲れてしまう前に転職するか、一回休みましょう

ただ、そうやって自然と転職が選択肢に出てくる人はいいのですが、そもそも「転職」が選択肢になく、今の環境でダラダラしてしまう・・・という人も中にはいます。
なので、まずは「IT業界は転職者も多いし、それで成功している人もたくさんいる」ということを知っておいてほしいです。
今転職なんて全然考えてない!という人も、今後の選択肢として「転職」という手段を持っておいて損はないと思います。

そしてもう1つ。キャリアアップを目指すポジティブな転職だけでなく「今の環境から逃げたい、IT業界から離れたい」という気持ちも大切にしてください。無理する必要は全くありません。

転職を就活のような一大イベントととらえず、髪型変えてイメチェンしようくらいの気持ちで転職してよいと私は考えています。

転職を考え始めたら何から始めればいい?

いざ転職しようと思い立ったら、何から始めればいいのでしょうか?
とりあえず、転職サイトに登録してエージェントと面談してください。準備も何もいらないです。
登録するサイトはマイナビでもリクナビでもdodaでも、とりあえずは何でも良いです。

エージェントと面談する目的は、自分の今の待遇や給料を客観的に知るため、自分が今後どんなキャリアを歩んでいきたいかを明確にするため、です。
声に出して、人に話すことで、自分の気持ちや考えを整理することもできますので、面談というよりは専門家の人とちょっと会話してみようという感覚で、気軽に望みましょう。

面談後はどうすればいいの?

面談後はどういったアクションをとればいいのでしょうか?面談中、面談後の心境に合わせてアクションは変わります。

転職したい、興味が出てきた!

エージェントに転職の意思があることを伝えて、エージェントに依頼されたことをこなして転職準備をすすめましょう。意思を伝えるのは面談の場でもいいですし、後からメールでもOKです。
準備は転職サイトによって異なりますが、履歴書や職務経歴書をWeb上で作成してと言われるかと思います。
書類作るの面倒だし、気持ちも固まってないからちょっと求人見てから考えたいなぁと思ったらエージェントにいくつか求人を紹介してもらってから考えるのもありです。
その場合は一旦いくつか求人紹介してくれますか?といえば紹介してくれると思います。

少しでも興味がわいたら、ぜひ次のステップに進んでください!

うーん、もう少し今の会社でいいかなぁ

もう少し今の会社にとどまりたいと思ったら「転職をしない」選択をとってももちろんOKです。
エージェントにとりあえずWeb履歴書書きましょう、求人見てみましょうと言われるかもしれませんが、転職するつもりがなくなったならやらなくてOKです。適当に「検討します」「今の会社でもう少し頑張ろうと思います」とか返しちゃって良いです。
転職サイトに登録したからと言って、必ず転職活動しないとダメ、というわけではありません。

また、OpenWorkなどのお手軽にスカウトを受け取れるサービスにだけ登録しておくのもアリです。
知り合いでも、いい会社があれば検討しようかなという気持ちでスカウトサービスだけ登録している人もいます。「いずれは転職」と考えているなら、スカウトサービスだけ利用を継続するのもいいと思います

一刻も早く転職したい!!!

面談後だけでなく、準備段階で気持ちが高まってきて、一刻も早く転職したいぞ!と思うかもしれません。
そんな時はエージェントの指示に従って準備を進めつつ、並行してスカウトサービスを利用しましょう。同じ転職サイトでもいいですし、別サイトに登録してもいいです。複数のスカウトサービスを利用してもOKです。
エージェントを通すと書類審査で時間がかかってしまうことがあるのですが、スカウトは書類審査はパスしているようなものなので、1~2回面接してサクッと決まることが多いです
ただ、会社と直接のやり取りになるため、交渉など不得意な人は疲れるかもしれません。そこは自分の性格や好みで変えていただければと思います。

エージェントが微妙だった・・・信頼できないなぁ

エージェントにも当たりはずれがあります。経験上、こちらの意図をくみ取って言語化してくれるエージェントは良いエージェントだなと思いますが、好みもあると思うのでこの人なら信頼できそう、と思えるエージェントであればそのままやり取りを続けて良いと思います。
なんか歯切れが悪かったり会話がかみ合わないなぁとイマイチだなと思ったら、エージェントを変えてもらうか、別の転職サイトを利用しましょう。
これは面談後求人を紹介してもらったり、会話を重ねていくうちに「合わないな」と思った場合も同様です。「ここまで色々やってくれたし、今更変えるのも・・・」と思うかもしれませんが、自分のキャリア、人生に関わるものなので遠慮は不要と思います。

転職は一大イベントととらえなくてよいとは言いましたが、ないがしろにしていいものではありません。
髪型だって意思疎通が不安な美容師さんに任せるのは怖いですよね。そんな感じです。

転職サイト、エージェントは複数利用するべき?

個人的な意見ですが、忙しくて転職活動に使える時間が限られている・一刻も早く転職したい場合はエージェントとスカウトの2サービスを利用するのが良いかと思います。これは同じサイトでも、別でも構いません。
スカウトサービスについては履歴書や職務経歴書を書く必要はあるものの、自分で1つずつ求人を見るよりは楽かなと思います。土日に頑張って登録して、平日はスカウトメールを確認する、というやり方もアリかと思いますが、必ずしも複数のスカウトに登録しないとダメ、ということではないです。

そんなに忙しくない、ゆっくり転職活動したい場合は、複数のサービスで複数のエージェントの話を聞くのもアリです。
エージェントによって考え方やアプローチ方法も様々なので、いろいろな人の意見を聞いて、自分の将来をじっくり考えるのもいいかなと思います。
話を聞いていく中で、応募したい会社があれば応募してもいいですし、頼れそうなエージェントが見つかれば本格的に転職活動を始める時にその人に改めて声をかける、でいいかと思います。

ちなみに、私は将来のキャリアを考えつつそのうち転職したいなぁという温度感なので、複数エージェントに相談しつつ、スカウトもたまに目を通しています。
エージェントと話しているうちに自分の気持ちも整理ついてきているので、時間の取れるうちに複数エージェントと話したり、色々な求人に目を通すのも大事だと思いました。

小話 求人が多すぎでよくわからなくなった場合

もはや求人を見るのも面倒になることがあるかもしれません。そんな時はエージェントに今一度自分の希望や気持ちを伝えて、紹介求人を絞ってもらいましょう。
また紹介された求人について文面でも電話でも良いので、「何が良いと思って勧めてくれたのか」をエージェントに聞くことで、求人の絞り込みがしやすくなります。

素直に「求人が多すぎて何を見たらいいかわからないので手伝って」とエージェントに言えば、手伝ってくれるはずです。
手伝ってもらえず、バンバン求人投げるだけのエージェントだったら、この機会にエージェントやサービスを変えるか、スカウトに絞る等の検討してもいいと思います。

転職に有利?不利?勘違いしがちなこと

転職したいけど転職に踏み切れない人の中には「これをやらないと転職できないんじゃないか」と勘違いをしている場合がありますので、よくある勘違いを紹介します。

経歴がしょぼいと転職が不利?

20代の転職はポテンシャルで見られることが多いです。「今はマネジメントの経験ないけど、今後はマネジメントができるようになりたい」「こんな経験から、こういったキャリアに興味を持ちました」といった、今の経歴より今後やりたいことをしっかり話せればOKです。

資格をとってから転職したほうが有利?

あればいいけど、なくてもいい。それが資格です。あるならアピールポイントの1つになりますが、資格がないから落とされる、という話は聞いたことがないので、転職活動前に資格とっておこう・・・と資格取得を優先して転職を後回しにするのはやめましょう。

短いスパンでの転職は不利?

理由がちゃんとしていれば、不利にはなりません。
「入ってみたらイメージと違った」より「入社後にこういった仕事ができると聞いていたのにできなかった」といった、具体的な理由を話せるようにしておけば、それ以上突っ込まれることもないかと思います。

まとめ:いつも心に「転職」という手段を持っておこう

いつかは訪れる「転職」。それに備えて、どんな流れなのか、何をするのかを知っておくだけでも動き出しがスムーズになります。
この記事が初めて転職をする人、転職を悩んでいる人の参考になれば嬉しいですし、転職という手段を持っていなかった人が手段として持っておくきっかけになると嬉しいです。

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