報告・連絡・相談、略して報連相(ホウレンソウ)。新卒で入社した新入社員も、もうすぐ3か月。研修が終わって実際の業務が始まっている、これから始まるという人も多いのではないでしょうか。
ここで、一度振り返っておきたいのが「報連相」。
わかりやすい動画を活用しつつ、新入社員も、中堅も、ベテランも、今一度私と一緒に振り返ってみませんか?
報連相とは?
報連相とは報告・連絡・相談の頭文字をとったビジネス用語で、効率的に成果を出すために重要な要素です。それぞれを詳しく見てみましょう。
報告:仕事の進捗状況や、業務における結果や成果などを先輩社員へ伝えること
連絡:業務に関連する情報や、自分のスケジュールなどを先輩社員へ伝えること
相談:業務において質問や不明点、トラブルなどが発生したときに、先輩社員からアドバイスを聞くこと
参考:報連相(ほうれんそう)の意味・行うときのポイントを解説 (recurrent.jp)
どうでしょうか?知ってる人、知らなかった人、どちらであっても今一度それぞれの言葉の意味を確認しておきましょう。
報連相、使いこなしていますか?
それではこの報連相、実践しているでしょうか?
「ばっちり」「意識はしてるよ」「ちょっと自信ないなぁ」色々な人がいると思います。
少し質問を変えます。報連相、使いこなせているでしょうか?
「使いこなす・・・?報連相は意識してやってるけど、それでいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、部下を育成する上司や先輩に聞くと違った反応が返ってくるかもしれません。
先日、上司と私でメンバーの育成について話したときに、上司がこんなことを言っていました。
ちゃんと報連相ができていない人が多い。相談や連絡をするタイミングをわかっていないから、こっち(上司)としてはいきなり報告がポンっと出てきてえってなるんだよなぁ。
「わかる・・・」と思ったあなたは後輩・部下育成お疲れ様です。一緒に解決策を見つけていきましょう。
「?」と思ったあなたは、もしかしたら報連相をやってはいるけど使いこなせていないかもしれません・・・。次に紹介する動画をみて、自分の行動を振り返ってみましょう。
報連相の大切さ(動画)
まずはこちらの動画をご覧ください。
大好きなFさんの動画を勝手に拝借しております・・・。新人教育のいいヒントになるんですよね。
この動画で問題となっているのは報連相ができていないということ。結果、みんなでキャンプファイヤーしてますね。もう取り返しのつかないことになっています。
動画本編を振り返ると問題点だらけですが、簡潔にまとめます。
- 着手前にどういった取り組みをするかの相談がないため、時間だけかかって無駄な情報を集めてしまっている
- 対応方針を決めていく段階での相談、決めた後の報告がない
- 行動に対して、途中経過の報告が全くなかった
- 問題が発生しても即時連絡がなく、その後の経過報告もなかった
=勝手に動くな
上記に加えて、「自分は悪くない」と間違いを認めず責任転嫁しているため印象が悪く、何が悪かったのか理解しておらず、反省もしていないのでそのうち同じミスをやらかすだろうと思われ、結果「もうこの人には仕事を任せられない」と判断されてしまいます。
「いやいや、動画みたいなことなんてしてないよ」「こんな人いないでしょ」と思うでしょう。
ここで一度、以下のような行動、言動をしていないか自分の行動を振り返ってみましょう。
- 報告時に上司に「えっ」「もっと早く行ってよ」と言われたことがある
- 上司(指示を出した人)と認識があっていないことがある
- 何かしらの指摘された後の第一声が「でも」「だって」「いや、それは」と無意識に言い訳から入っている
- 上司に何度も「前にも言ったよね」と言われるが、正直よくわからない
なんとなくでも心当たりがある人は、自分が思っているより周囲(上司など)からみたらできていないと思われてしまっているかもしれません・・・。ただ、これは報連相レベル向上の余力があるとポジティブにとらえましょう。
思い当たる行動を振り返り、必要があれば上司に直接相談してみましょう。いいアドバイスがもらえるはずです。
相談をせずに作業して最終結果だけ報告するといった行動をしていると、いずれ笑えない失敗をしてしまいます。そして信頼を失い、その失った信頼を取り戻すには、途方もない労力を要します。
反対に、適切に報連相を使えていれば、上司からも信頼され、大きな仕事も任せてもらえるようになり、結果として自分自身の評価を上げることにつながります。
報連相は社会人として重要なスキルの1つです。自分の身を守るためにも、自分の価値を上げるためにも、些細なことでも相談、連絡し、報告時に「えっ」て上司に言われないよう、鍛錬していきましょう。
報告はすればいいってもんじゃない(動画)
報連相はやればいいってもんではありません。特に報告は重要で、これがめちゃくちゃだと例えどんなに努力していたとしても、成果として評価されないことがあります。
報告の大切さについて、以下の動画をご覧ください。
またしてもFさんの動画から・・・。本当、わかりやすい。
報告をすればいいというわけではなく、その内容がいかに大事かという動画でした。
良くない報告例はほぼほぼ網羅されていますので、実際に報告をする前に、動画のような事例に当てはまっていないか、よく確認しましょう。
まとめ
今回は実例と、Fラン大学就職チャンネルさんの動画で報連相の大切さ、自分ができているかの振り返りをやっていきました。
最後に、今回の記事で一番伝えたいことをまとめます。
報連相を「やっている」と「使いこなす」には本人にもわからない壁があることがあります。やっているつもりでもできていない人は意外と多いもの。自分の行動を振り返って、または身近な人(上司など)に相談して自分の身を守るためにも、自分の価値を上げるためにも報連相を使いこなせるようになりましょう!
新人はぜひ、この機会に自分の行動を振り返ってみてください。
後輩・部下を持つ方は指導の参考になれば幸いです。